Q.1 貸与できるものと購入しないといけないものがあるのはなぜですか?
A.1 基本的に直接お肌に触れて使用されるものは購入対象の福祉用具になり、消毒をして再利用可能な福祉用具は貸与対象福祉用具になります。
Q.2 貸与できるものはどんなものですか?
A.2 基本的に12品目に分かれています。
1)車いす ・・・標準的な車いす、電動の4輪車など
2)車いすの付属品 ・・・車いすで使うクッションやテーブル
3)介護ベッド・・・ 電動で高さ調節、背上げなどの出来るベッド
4)介護ベッド付属品・・・ 電動ベッドで使用するマットレス、柵、テーブルなど
5)床ずれ予防用具・・・ エアマット(空気のはいったマット)、ウレタンのマットレスなど
6)体位変換用具 ・・・ベッド上での体位変換(寝返り・身体の向きを変える)を補助するもの
7)徘徊感知機器 ・・・屋外に出ようとする人をセンサーで感知し知らせるもの
8)移動用のリフト ・・・段差の乗り越え、移動、立ち上がりなどを補助するもの
9)手すり ・・・工事を伴わない手すり
10)スロープ ・・・屋内外で段差を乗り越える為に置いて使用するもの、工事不要のもの
11)歩行器 ・・・屋内外を問わず、歩行に補助が必要なときに用いるもの
12)つえ ・・・4本脚の杖や松葉杖など
Q.3 購入しないといけないものはどんなものですか?
A.3 基本的に5品目に分かれています。
◆腰掛便座 ◆
・和式便器の上に置いて腰掛式に変換するもの
・洋式便器の上に置いて高さを補うもの
・電動式もしくはスプリング式で、便座から立ち上がる際に補助できる機能があるもの
・ポータブルトイレ (便座、バケツ等からなり、居室において利用可能であるもの)
(写真=安寿・ポータブルトイレFX-CP)
◆特殊尿器 ◆
尿又は便が自動的に吸引されるもので、居宅要介護者等又は その介護を行う者が、容易に使用できるもの(写真=パラマウントベッド・自動採尿器スカットクリーン)
◆入浴補助用具 ◆
入浴に際しての座位の保持、浴槽への出入り等の補助を目的と する用具であって、次のいずれかに該当するもの。
・入浴用いす:座面の高さが概ね35cm以上のもの又はリクライニング機能を有するもの
・入浴台:浴槽の縁にかけて浴槽への出入りを容易にすることができるもの
・浴槽用手すり:浴槽の縁を挟み込んで固定することができるもの
・浴室内すのこ::浴室内に置いて浴室の床の段差解消を図ることができるもの
・浴槽内いす:浴槽内に置いて利用することができるもの
・浴槽内すのこ:浴槽の中に置いて浴槽の底面の高さを補うもの
・入浴用介助ベルト:身体に直接巻き付けて使用するもので浴槽への出入り等を容易に介助することができるもの
H21年4月より追加されました(写真=テイコブ・入浴用介助ベルト)
◆簡易浴槽◆
空気式又は折りたたみ式等で容易に移動できるものであって、 取水又は排水のために工事を伴わないもの。
※「空気式又は折りたたみ式等で容易に移動できるもの」とは、硬質の材質であっても使用しないときに立て掛けること等により収納できるものを含むものであり、また、居室において必要があれば入浴が可能なもの。
(写真=オカモト・簡易浴槽 ニュー湯っくん)
◆移動用リフトの吊り具部分◆
身体に適合するもので、移動用リフトに連結可能なもの。
(写真=アイソネックス・スカイリフト用吊り具 「サポートスリング」)
Q.4 貸与のメリットはどんなところですか?
A.4
・同じものを長時間利用するのではなく利用時の身体状況に合った福祉用具に取替えができること。
・介護保険を利用すると購入に比べコストが抑えられる事。
・メンテナンスが常に提供されていること。(メンテナンスにかかる自己負担がない)
・必要なくなったときいつでも返却することが出来ます。
Q.5 貸与のデメリットはどんなところですか?
A.5
・必ず新品が届くとは限りません。
・入院や入所など居宅での利用が出来なくなったときは利用できません。
・利用者の身体にぴったりと合わせた物ではなく、各事業者が市町村に申請している
物の中から選ぶことになります。(出来るだけあったものを選定します)
・要介護度により利用できるものと出来ないものがあります。
Q.6 利用したい福祉用具の選定はどうしてするのですか?
A.6 ケアマネジャーや理学療法士・作業療法士など専門職の意見を基に、利用者に適合した福祉用具を選定します。
Q.7 借りたい福祉用具はお願いしてすぐに持ってきて貰えるのですか?
A.7 ケアマネジャーの確認が取れて在庫がある場合は迅速に対応します。 (当日でも可能な場合もあります。)
Q.8 新品は貸して貰えるのですか?貸与の福祉用具は安全なのですか?
A.8 新品とは限りません。しっかりと消毒処理をした福祉用具をお貸ししますので安心してください。
Q.9 料金はどれ位ですか?
A.9 各事業所により料金に差はありますが、特殊寝台の基本的なセットで利用者負担額は¥1.000~¥1.700位です。お問い合わせください。
Q.10 福祉用具の事故を時々新聞などで見ますが大丈夫ですか?
A.10 数多くの貸与品を利用いただいてる中で数件の事故があります。古くなったものや間違った使われ方で事故が起こるケースがあります。メンテナンスをしっかり行い、利用方法をきちんと説明することで防げる事も多いです。
Q.11 カタログなどはどこでもらえますか?
A.11 当事業所(京タンスケアサービス)にあります。問い合わせしてください。または、担当のケアマネジャーにお問い合わせください。
Q.12 利用する前に実物を確認したいのですが何処で出来ますか?
A.12 当事業所(京タンスケアサービス)に展示があります。または、各御家庭へ数種類を持参して確認していただくこともできます。
Q.13 同じ品目の福祉用具を借りることは可能ですか?
A.13 目的別に利用が必要だと判断され、担当ケアマネジャーの確認を得てサービス計画に導入してもらうことは可能です。